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鏡筒オーバーホール ~ペンタックス75EDHF~ [望遠鏡メンテナンス]

ご無沙汰しております。な~すけです[晴れ]

年度末は例年のように各天文台のメンテナンスやリニューアルに追われておりました[あせあせ(飛び散る汗)]
ようやく少し時間に余裕が持てるようになりましたので、
個人のお客様鏡筒メンテナンスを進めております。
お待たせしているお客様、申し訳ございません[あせあせ(飛び散る汗)]


今回、ある公共施設の小型望遠鏡メンテナンスを行いましたのでご紹介いたします。

『ペンタックス75EDHF(Ⅱ)』
DSCF2881.jpg

『MS-3赤道儀』とセットで全5台まとめて実施。写真は内3台。

1980年代に発売。
1990年初めには、SDレンズへと仕様変更(SDHF)されましたが、
コンパクトながら高い写真性能で、撮影鏡として大ヒットしました。
ちょうどハレー彗星回帰の時期とも重なっていたようです。
Ⅰ型とⅡ型では、外観デザインの違いの他にも、
レンズ間隔の取り方に若干の違いがあります。
ちなみに名称の『HF』は、H=ハイスピード F=フラットフィールド
の、頭文字だそうです[わーい(嬉しい顔)]


オーバーホールの様子[ー(長音記号1)]
DSCF2855.jpg

ピント調整部はグリス交換[ー(長音記号1)]
DSCF2873.jpg

対物レンズは点検後、分解清掃[ー(長音記号1)]
DSCF2858.jpg

清掃後の対物レンズ達[ー(長音記号1)]
DSCF2876.jpg

光学系は3群3枚のペッツファールに似た形式。
第一レンズ(ED)、第二レンズの前群と、
距離を置いてフラットナーの役割を持つ第三レンズ。
このマッチングが狂うと星像に大きな影響が出るため、
組み上げ時には最も気を使うところです[あせあせ(飛び散る汗)]

光軸調整後の星像テスト(焦点内像 -3mm)
75EDHF 844 after4.jpg

内像ではキレイな同心円パターンが確認でき研磨状態の良さが伺えます。
現在の設計と比べると、眼視でも色収差や球面収差を感じるのはやむを得ないのですが、
それを帳消しにする魅力(光学設計、工作精度の高さ、堅牢性、ブランドイメージ)は、
ペンタックス製の他の鏡筒・赤道儀にも感じます。


TOMITAの鏡筒オーバーホール作業内容
〇鏡筒内カビ取り洗浄
〇ピント調整部劣化グリス洗浄、およびグリスアップ
〇光学系カビ払拭洗浄
〇光軸調整、星像テスト
〇その他点検

天文ハウスTOMITAでは、
残念ながら無くなってしまったメーカーの望遠鏡メンテナンスや修理を行っております。
しばらく収納してた望遠鏡、カビが発生してしまった、前より見え方が悪くなった等々、、、、
まずは、お気軽にお問合せくださいませ。

     starmail@y-tomita.co.jp   担当 : ナガタ   まで[るんるん]


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